ムーミン展・うつくしく愛らしい、ちいさな絵たち。

先日、ずっと楽しみにしていたムーミン展に行って来ました。
 
 
図録もとってもすてき!さすがです・・・!
 
 
 
主にトーベの直筆の原画やスケッチが展示されていました。
 
原画は特に、思っていたよりもサイズが小さかったです。
 
ちいさ~く、ペンで細かく描いている。
 
 
ペンのスピードは、たぶんすごく速いわけじゃない。
(印刷された絵を見ていて、もっと速いかと思っていた。)
 
ブルーナほどではないけれど(ブルーナは超ゆっくりじっくり描く。)、ジジジジ・・・・ってくらいのスピードな感じ。
 
 
描いている時の映像も少しあって、それを見ると、ジジジジ・・・という時間の中で、曲線などはシャーッ!と勢いよく描いていた。
 
あの気持ちの良いいきもののラインは、勢いよく描くことで出ていたんだなあと思う。
 
 
印刷ではわからないのだけど、実際に絵を見ると、どれくらいの筆のスピードで描かれているのかが伝わってくる。
(絵って、実物を見た時の情報量が段違いに多い。)
 
そしてそのスピード感を感じることは、絵を見る時の楽しみのひとつでもあります。
 
 
 
初期の、挿絵に忍び描かれたムーミンのかわいらしさったらない。
 
すんごくちいちゃく描かれているのに、恥じらってる感情が伝わってきたりして。
 
カワイイ!!!
 
 
 
基本的に小さいサイズでシンプルな線なのに、そのキャラクターの性格とか、
その時の感情とかが、すごく伝わってくるんですよねえ。
 
スケッチでも、手のしぐさとか何パターンか描いたりしていて、
このひとの性格や感情をぴったりに表現するには・・・と試していたように見えた。
 
何度も勘違いしてしまうけれど、
すごい人は、まるで一発で成功(絵的に)していると思ってしまいがちだけど、実はそうでもないんだということ。
 
 
 
会場内に流れていた、コトリンゴさんの曲もとても良かった。

森や自然の、美しさだけでなく怖い面、闇。
さわさわとした風や、ひとりで居る時のひんやりとした孤独の感触みたいなものを感じました。

聴いていて、「ムーミンの世界だなあ!」と思いました。



キャプションや壁面の色、額縁の色やライティングなど、展示空間も素晴らしかったです。

「いや~、いいなあ~!いいなあ~!」と心の中で感嘆しながら鑑賞。

意図が的を得ていて、愛が伝わってくる。


そしてそういう空間にいると、ひとは(私は)終始ごきげんになる。

どうせ新しく作るなら、こういう空間が、もっと増えればいいのに・・・。



ミュージアムショップのグッズもかわいいものがたくさんで、うきうき見て回りました。



ただ、三半規管の弱い私は、会場52階へのエレベーター昇降が耳にくるくる・・・。

高いビルへは、正直行きたくないです ^^;。





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