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布団の中の大冒険

作家のアーシュラ・K・ル=グウィンさんが亡くなったそうですね。 彼女の作品で一番読んだのは『ゲド戦記』です。 知らずのうちにストレスがあったのか、 美大受験のときに胃腸炎になりました。 飲めないし食べれないし眠れないし(つらし・・・笑) どうしたものかな・・・という時にできることは読書。 そしてゲド戦記を読み始めたのでした。 才能あふれ、傲慢になった主人公が取り返しのつかない失敗をするところから冒険は始まります。 しょっぱなからそんな失敗をする主人公の児童小説は初めてだったので、 「な、なんじゃこりゃ!・・・おもしろい」 と、ぐんぐん読み進めました。 知らない国の人たちのお話ですが、 とても身近で、“人間”味を感じたのです。 ファンタジーだけど、ものすごく現実的。 (たぶん、よきファンタジーとはそういうもの。) 布団の中で、横たわりながら大冒険したあの時のことは忘れません。 船の上から見る海や、砂漠の風景。 海が落ちる、世界の果てにたどり着いた時のあの気持ち。 強い読書体験として、胸に刻まれています。 (ジブリ映画は全くの別物なので、ぜひ原作を読んでほしい・・・!) ル=グウィンさんのエッセイを読むと、気の強い女性であることがビシビシ伝わってきます 笑。 メアリー・ポピンズのトラヴァースさんもメッチャ気の強い女性だったみたいですが、それを思い出しました。 (女性の児童小説家の共通項なのか・・・?) でもなんだかその“気の強さ”って、 「こういう物語を子どもや人々に読んでほしい」 「これ!こういうことなの!これが大事なの!」 みたいな、小さい人間への想いや愛情と直結しているような気がしました。 ル=グウィンさん、ありがとう・・・! あの時胃腸炎で苦しんでいた私を救ったのはあなたの物語でした。 作家さんが生きているうちに、その作品を読めるのって奇跡みたいですよね。 同時代を生きられる奇跡。 また読み返したいな。

ドローイング・ ウェーブポニテのおねえさん

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2018年もよろしくお願いいたします。

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今年の年賀状:やる気ない犬と何も考えてない顔の犬の図。     あけましておめでとうございます     今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _ )m         年末年始は、実家でのんびり過ごしていました。     11、12月は手術後で体力回復しつつの活動だったので、 自分の体に耳を傾けながら、無理せず動いていたつもりでしたが、     いざ実家でだらーっとしていると、すごく回復して、 身体が喜んでいる感じでした。     お正月の特別な雰囲気も良かったのかも。 こういうイベントのおかげで、思いっきり休めるのはとてもイイ・・・!         だらーっとを心が求めていたせいか、 年賀状の犬もやる気ないお正月風景・・・     イラストの練習がてら、ちょっとかっこつけた犬を描こうかとも思ったのですが、 なんだかその気合いが入らず、初めに思いついただらだらこたつ風景にしました。 (いちばん最初のアイデアに結局なる説検証中)     だいぶ久々にポスターカラーという絵具を使ってみたのですが、 トテモムツカシイ・・・ 画材探究も、技術探究も、まだまだだなあと深く思うお正月となりました。             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ● minne  スマホケース販売中!   ● suzuri  サコッシュやスウェットなどグッズ販売中! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・